セーラー万年筆 プロフェッショナルギア Σ スリム購入
太めのペン先の魅力に気づく
万年筆にハマり始めてからずっと細字、極細字系のペン先ばかり買っていました。太すぎると日記や手帳に書き込むのに不便だと思っていたからです。特に日本のメーカーのペン先はしっかり細いと評判ですから、それはもう細い字しか書いてきていませんでした。中字以上じゃどうせ人すぎて使わなくなっちゃうよな、と思っていました。
で、その意識が変わったのが、ペリカンのM205を購入してから。キングダムノート(愛してやまないマップカメラグループの文房具部門)で2009年限定カラー(ブルーのデモンストレーター)が出品されており、見た目に惹かれました。ちょうど株主優待も使っていなかったので即買いしていしまいました。そのM205はステンレスのペン先でF(細字)でしたが、海外製のため結構太めでした。インクも力の入れ具合で全くフローが変わる。フラットに書くのが難しいんです。でもそれってつまり線に濃淡がつけやすく味のある字を書くことができるってことです。これがものすごく楽しくて、それ以来、ほとんどM205で書いています。
日本製の太めペン先も使ってみたい
じゃあ、日本製の太目のペン先ってどうなんだろう?と思い、セーラー万年筆 プロフェッショナルギア Σ(シグマ)スリムを購入しました。ペン先は中字です。まだセーラーの万年筆は持っていなかったので、どんな書き心地か試したかったのでセーラーにしました。プロフィットとも迷いましたが、デザインの好みでプロフェッショナルギア をチョイス。
ものすごいぬるぬる感
早速、付属のカートリッジを詰め込んで試し書きしてみました。ちなみに付属していたカートリッジはブラックでした。ブルーブラックじゃないんですね。
書いてみるとびっくりするくらいぬるぬる。インクフローも多いんだけど、M205よりはかなりフラット(濃淡がつきにくい)。フラットだからすごく描きやすい。心配していた小さな字もしっかり書ける。紙へのひっかかり感も全く無い。プラチナ万年筆のセンチュリー(極細)はメーカーでの調整がないと使いにくかったけど、これは届いた状態で全然問題ない。むしろ絶好調。ペンハウスさんで購入したのですが、調整してから出荷しているのかな?
ペンのサイズは「スリム 」なのでちょっと短めなのでキャップをして使うことが前提かなと思います。太さは細すぎることはありません。センチュリーと比較すると、若干短いですが、太さはそこまで差が見られませんね。自分は手が小さい方なのでこの大きさで困ることは全くありません。まあ、手の大きい方でもキャップすれば問題なく使えると思います。
総じて大満足です。しばらくこの万年筆をメインに使うことになりそうです。最初に入れた黒のカートリッジが無くなったらコンバーターを買ってパイロットの色彩雫インクを入れて使ってみたいと思います。