プラチナ万年筆#3776センチュリー購入
初めての金ペンに手を出した
前回の記事でプラチナ万年筆プロシオンを購入したわけですが、とても書きやすくて気に入っています。マットな塗装が滑りやすいのが気になるくらいで、他に大きな不満もありません。
ただ、世間の評判が「鉄ペンにしてはしなりがあって素晴らしい書き味」とのことで、どうしても金ペンを体験したい欲が強まってきました。とはいえ、おいそれと購入できるほど安いものではありません。プロシオンと同じプラチナ万年筆で揃えようと思ったので、「#3776 センチュリー ブルゴーニュ 極細」を購入することにしました。他にも気になる万年筆はありましたが、書き比べをして書き心地を比較したいところではありましたが、ちょっとした臨時収入があったので、気分が大きくなったのでしょう。エイヤっとネットで購入することにします。
ネットで購入!、、、が、トラブル発生
安いところを探してネットで購入しました。うきうきで開封し、同時に購入したコンバーターにインクを吸わせて、いざ試し書き!が、全然書けない。インクが浸透していないのかと思い、一晩待ってみました。が、インクがほとんど出ない。。。
上がプロシオンで下がセンチュリー(極細)。極細だからインクフローが渋い、なんていうレベルではないですよね。。。
お客様相談室に問い合わせ
初期不良かな?と思い、翌朝プラチナ万年筆のお客様相談室に問い合わせました。すると、確認したいので郵便で送ってほしいとのこと。その際伝えられたのは、
- 万年筆はティッシュ3枚でくるんで封筒に入れてね
- お客様の連絡先(氏名、住所、電話番号)、不具合の詳細を記載したメモを同封してね
- 保証書も同封してね
- 封筒には120円切手を貼り付けて送ってね
- 返却する時に120円切手を入れとくよ
- コンバーターのインクはそのままでいいよ
とのこと。翌日には発送しました。
返ってくるまで10日くらい
その時の反応状況やそもそもお住まいの地域によって違うかもしれませんが、自分の万年筆が帰ってくるまで10日くらいでした。どきどきして待つにはちょっと長いかな。
肝心の万年筆の状況ですが、今回の修理内容が手書きで記載されていました。
「◯◯様 今回の修理内容ですが、ペン先調整を行ないました」とのこと。
すごい、治ってる!
早速書いてみると、、、全然ちがう!極細なのにしっかりインクが出てくる!やっぱり初期不良だったんだなと確信。
極細なのでヌルヌルというわけではないですが、カリカリでもない。サラサラと言った感じ。金ペンとはいえ、プロシオンと比べると「しなり」みたいなものはあまり変わらないかな?でも紙へのタッチが柔らかい。プロシオンで時々感じる紙への引っ掛かりみたいなものもほとんど感じない。すごいな、金ペン。これで14k。24金とかだったらどうなるんだろう。。。いや待て待て。
プラチナ万年筆のサポート体制に感心。ブランドロイヤリティってやつか?
初期不良がないのが一番だけど、万年筆みたいな個体差が大きい商品ではしょうがないことなんだと思います。ただ、それにメーカーがしっかり対応する姿勢が感じられたので、今後も安心してプラチナ万年筆の商品を購入できます。もちろんまだパイロットやセーラー万年筆のサポートを経験したことがないので比較はできませんが、このサポート品質なら安心できます。
あと、お客様相談室に電話した時に出てくれた「おじさま」がいい感じでした。サポート窓口とかって若いお姉さんが出ることが多いじゃないですか?それでももちろんいいんですけど、万年筆のイメージじゃないですよね。電話に出てくれたおじさまが、すごく安定感のあるおじさまで、もしかしたらこの人が電話受付から調整まで全部やっちゃってるんじゃないか?と思うほど。いや多分それはないと思うけど。とにかく、プラチナ万年筆いいぞ!